ムーンウォーカーができるまで

2014年11 月、突然電話が鳴った。
「ホームページを拝見させていただきました。御社に、ある遊具を作っていただきたいのですが。」
電話の主は言った。
東大阪工場の電話が鳴った。
「幸ちゃん、“ムーンウォーク”作ってみる気ある?。」 
社長は、若き工場長 大槻幸太に言った。
大きな仕事納品も終え、工場内も大槻自身も、ほっと一息ついたところ。
遊具に対する理解を深めるのに、ちょうどいいチャンスでもあり、現時点での自身の設計能力を確かめてみるのにも丁度良い機会だ。チャレンジしてみるか。
「はい、作ってみます。」、そう答えた大槻であった。
仕様、クライアントの要望を、社長伝手に訊き、早速図面を引き、試作機の製作に取り掛かる。
と、この時期には珍しく、試作機製作最中にも、次から次へと仕事が舞い込んでくる。。


まぐろのオブジェに、舞台装置の鉄骨(しかも、どれも結構手ごわい)。
これらの仕事に追われ、試作機の製作は一時中断。
しかし、こうしている間に、どんどん納期は迫ってくる。
それでも何とか、こぎつけた 試作機立会検査の日。
クライアントの反応を、固唾を飲んでうかがうも、みるみる下がる、クライアントのテンション。。。
どうも、クライアントの思い描いていた“ムーンウォーク”とは、大きくかけ離れた試作機だった様子。
とにかく、遊具は安全第一。安全性を、最重視した設計が、仇となってしまったようだ。


クライアントは、とにかく楽しく、、、もっとふわりふわりと、なんなら地上 3mくらい浮かび上がるような、ムーンウォークを期待していたようである。その後の打ち合わせで、『楽しさ重視』のクライアントと『安全第一』の大槻との、攻防が繰り広げられた。
が、やはりとでもいうのであろうか『楽しさ重視』のクライアントの意見をふんだんに取り入れた、改良を余儀なくされた。
大槻的には、ほとんど博打に近い、『楽しさ重視設計』(しかし、安全性はゆずれない)の作り直しに、
他の業務納期遵守のため、ほぼ連日の徹夜状態。迫りくるプレッシャーの中、従業員一同、フラフラのヘロヘロになりながら、ムーンウォーク完成へと、必死の作業を続けた。


そして、迎えた最終検査の日。本番は 3 日後。
大幅にリニューアルしたムーンウォークを一目見て、微笑むクライアント。
しかし、いまだに安全性に不安の残る大槻。。。
この日は、クライアントも試乗。そして、子どもにも試乗してもらう。
クライアントも、子どもも 歓声を上げて とても楽しげだ。
それほど大きな問題ではないが、この装置の仕組みを知らない一般の人(クライアント)や、子どもが実際に乗ることで、 見えてくる問題点(子どもや女性は、ひざをたたんで、椅子の座席の下に足を持っていくので、安全装置のために取り付けた
突起に脚を挟まれる可能性がある等)。
塗装の時間も含めて、あと 2 日。どこまで修正して、危険の芽をつぶせるか、時間との戦いである。


そうして、ようやく完成した"ムーンウォーク”!!
『月面を歩いているような乗り物』ということで、ネーミングを“ムーンウォーカー”とし、めでたく無事2015年1月にデビューを果たした。
てマワスカーに引き続き、アイエス産業のオリジナル科学遊具、第2号となった。

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科学遊具は幼稚園、保育園、地域のお祭り、商店街やショッピングセンターなどのイベントにおすすめです。
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